[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
日本航空のジャンボジェットが就航開始
日本航空のジャンボジェットが就航開始
通称ジャンボ、象のジャンボに由来しているらしい。
象のジャンボ(オスのアフリカゾウ)は史上最も有名とされている象であり、「巨大」を意味する言葉「ジャンボ」(たとえばボーイング747旅客機)の元となった。
1903年にライト兄弟が飛行機を飛ばしてから102年目になる。
その発達はめざましく、超大型旅客機ジャンボが1969年に登場した。
ところがそれから30年の間、形状の上で、大きな変化はない。
500人前後の乗客数、太めの胴体、時速9百数十キロメートルというスペックを保ったままだ。
コンコルドが登場したときは、いよいよ音速飛行機が主流になるかと思われたが、
結局、消滅する。
ジャンボまたは、外見上は良く似たエアバス機が主流のままだ。
『鳥と飛行機どこがちがうか―飛行の科学入門』によると、
ジャンボ機サイズで、時速900キロ強の速度というのが、
航空力学上、もっとも効率が良いらしい。
羽の面積、機体の大きさ、速度といったスペックを変えると、
一気に効率が下がる。
元々、空を飛ぶというのは多くのエネルギーを要する。
しかし昆虫から、鳥、ジャンボ機は皆、最適なスペックで設計されており、
比較的少ないエネルギーで空を飛ぶことができる。
実際、ジャンボ機の登場と共に、航空運賃が劇的に低下した。
飛行機の旅が大衆のものとなったのだ。
貨物ですら、飛行機で運ぶ時代になった。
さすがに石油や鉄鉱石は、船で運んだ方が効率的だが、
軽めの貨物なら、飛行機でも十分採算が取れる。
ジャンボやエアバスの中身はコンピュータ制御の発達などで、
30年の間に大きく変わっている。
燃費はジャンボ初代機に比べると半分になっているそうだ。
しかし外見は、そんなに変わることはない。
ボーイング社は当初、軍用大型貨物機として設計を始めた。
しかし受注競争に負けてしまう。
やむを得ず、旅客機として、売り出すことになった。
社内では慎重論も多かったらしい。
しかし、売り出してみると大ヒットとなる。
世界の空に革命が起きたのだった。
後にエアバスが競争相手として登場するが、
ジャンボが名機であることに変わりはない。
まもなく、一回り大きなエアバス380が登場するという。
夢の世界が実現するのだろうか?
今のところ、日本の航空会社でA380を採用する予定はない。
既に成田空港などはA380対応に準備しているようだ。
関連サイト
ボーイング747 - Wikipedia
ジャンボ - Wikipedia
日本航空 - Wikipedia