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2025年05月04日
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『男はつらいよ』
2009年08月27日
昭和の出来事
:1969年(昭和44年) 『男はつらいよ』シリーズの第1作が公開
古き良き時代の男の代表である寅さんが誕生した。
:1969年(昭和44年) 『男はつらいよ』シリーズの第1作が公開
古き良き時代の男の代表である寅さんが誕生した。
『男はつらいよ』は、1969年8月27日に記念すべきあの第1作が産声をあげた。
この第1作の物語、構成、登場人物の関係が、このあとの作品全てに反映され、生かされていく。
この後の全ての作品はこの記念すべき第1作のバリエーションだといっても過言ではないほど、この第1作は
非常に完成度が高い。私のベストの中でも間違いなくかなり上位に入る名作だ。
テンポのよい曲と同時に松竹富士山が現れ、その直後のオープニングで、なんとモノクロの映像が流れる。
そして寅次郎を演ずる渥美清さんのナレーションが始まるのである。48作品の中でもっとも叙情的で、
もっとも心が温かくなる最高のスタートだ。
このとき流れるBGMがなんとも美しい。そして次々とモノクロで紹介される柴又の日常風景。
寅次郎はこの町で生まれ、そして今、正にこの町へ帰ろうとしている。この映像は日本人のふるさとを
代表するような安らぎを感じるものだった。山田洋次監督ならではの温かみのある、奇をてらうことのない
優しい助走だ。
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