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昭和52年7月14日気象衛星「ひまわり1号」打ち上げ
昭和の出来事
:1977年(昭和52年)「ひまわり」打ち上げ
毎日の生活に欠かせない、天気予報。
空の上からは気象衛星「ひまわり」が僕たちの生活をみまもってくれていた。
ひまわりは、気象観測を行う日本の静止衛星・気象衛星の愛称である。1号から5号までの正式名称は静止気象衛星GMS(Geostationary Meteorological Satellite)である。
愛称の由来は
「ひまわり」の愛称は植物のヒマワリから来ている。植物のひまわりの花は常に太陽に向かって花を咲かせ、時間と共に太陽を追尾し向きが変化するといわれている。実際に動くのは芽生えから開花前のつぼみまでである。このためいつも地球を同じ方向から見ているという意味と、1日に1回地球を回るという意味で「ひまわり」と名付けられた。
これに因んで、東京都清瀬市にある気象庁気象衛星センターの前の市道は、「ひまわり通り」と名付けられている。
昨今の気象状況の激変にともない、ますます重要となってくる気象観測用の衛星。後継機は2014年及び2016年に打ち上げが計画されている。これまでの防災機能に加え、地球観測機能を大幅に強化した「静止地球観測衛星」として整備される予定である。寿命は運用、待機ともに7年の14年となり、現在の10年(運用、待機ともに5年)より長寿命化がなされ、また解像度や観測頻度、チャンネル数が増加しデータ量は現在の 50倍以上となる見込みである。
ひまわり1号から5号までのスペック
ひまわり(GMS)
* 重量:約315kg
* 全長:約2.7m
* 円筒部直径:約2.2m
* 寿命:約12年(打ち上げ1977年7月14日、運用停止1989年6月)
ひまわり2号(GMS-2)
* 重量:約296kg
* 全長:約3.5m
* 円筒部直径:約2.2m
* 寿命:約6年(打ち上げ1981年8月11日、運用停止1987年11月)
ひまわり3号(GMS-3)
* 重量:約303kg
* 全長:約3.5m
* 円筒部直径:約2.2m
* 寿命:約10年(打ち上げ1984年8月3日、運用停止1995年6月)
ひまわり4号(GMS-4)
* 重量:約325kg
* 全長:約3.5m
* 円筒部直径:約2.2m
* 寿命:約10年(打ち上げ1989年9月6日、運用停止2000年2月)
ひまわり5号(GMS-5)
* 重量:約345kg
* 全長:約3.5m
* 円筒部直径:約2.2m
* 寿命:約10年(打ち上げ1995年3月18日、運用停止2005年7月)